ESBIクワドラントに気を付けろ!ネットワークビジネス勧誘の落とし穴を解説

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あなたは、ネットワークビジネスの勧誘で「ESBIクワドラント」という言葉を聞いたことはありますか?

勧誘者から少し聞いたけど、結局何が言いたかったのかわからず今に至っているのではないのでしょうか。

ESBIクワドラントとは、簡潔に言うと「お金の考え方」のひとつです。

ネットワークビジネスの勧誘の際、勧誘者はネットワークビジネスとESBIクワドラントをうまく絡めながら話を展開していきます。

勧誘者の話を正しく理解し、ネットワークビジネスを始めるかどうか後悔しない決断をするためにも、ESBIクワドラントの理解は重要になります。

本記事では、ESBIクワドラントとは何なのか詳しく解説し、さらにはネットワークビジネス勧誘の落とし穴を解説していきます。

 

ESBIクワドラントとは?

ESBIクワドラントとは、ロバート・キヨサキ氏の著書「金持ち父さん貧乏父さん」で紹介されたお金の考え方です。

具体的には、働く人々を以下の4つに分類しています。

 

  • E:Employee(労働者)
  • S:Self employee(自営業者)
  • B:Bissiness owner(ビジネスオーナー・経営者)
  • I:Investor(投資家)

 

それぞれについて詳しく見ていきます。

 

E:Employee(労働者)

労働者は働く人々の中でも最も多く、約87%が労働者にあたります。

時間と労働力を売る替わりに、安定した収入を得られます。

大幅な収入アップは難しく、意思決定権は所属する組織になります。

会社員・公務員・アルバイトなどが労働者にあたります。

 

【特徴】

  • 労働力を売っている
  • 意思決定権がない
  • 労働収入を得る
  • 収入に上限がある
  • 自由な時間が少ない

 

S:Self employee(自営業者)

労働者と同じく、時間と労働力を売って報酬を得ています。

労働者と違う点は、労働力に比例して収入が上がっていくところです。

また、自営業なので意思決定権は自分です。

個人事業主・開業医などが自営業者にあたります。

 

【特徴】

  • 労働力を売っている
  • 意思決定権がある
  • 労働収入を得る
  • 収入に上限がない
  • 自由な時間が少ない

 

B:Bissiness owner(ビジネスオーナー・経営者)

労働者や自営業者とは違い、実務作業はしません。

自ら出資し、会社や事業の経営を行います。

従業員やシステムが働いてくれるので、事業が軌道に乗れば自由な時間を作れます。

会社の経営者・起業家・店舗オーナーなどがビジネスオーナー・経営者にあたります。

 

【特徴】

  • 仕組みを作る
  • 意思決定権がある
  • 権利収入を得る
  • 収入に上限がない
  • 自由な時間が多い

 

I:Investor(投資家)

株・債権・不動産に投資し、その利益を得るのが投資家です。

労働者・自営業者・ビジネスオーナーとは異なり、自分の時間は使いません。

他のビジネスにお金を投資することで、自分のお金に働かせ、収入を得ます。

そのため、自由な時間を多く取れます。

 

【特徴】

  • 自分のお金を他のビジネスに投資
  • 意思決定権がある
  • 権利収入を得る
  • 収入に上限がない
  • 自由な時間が多い

 

ESBIクワドラントで言いたいこととは?

上記で働く人々を4つに分類し、それぞれの特徴を見ていきました。

それでは、ESBIクワドラントは結局何を言いたいのでしょうか?

それは、収入を増やしたければ「B(ビジネスオーナー)かI(経営者)を目指そう」ということです。

なぜなら、得られる収入の幅が違うから。

 

日本国内のクワドラント構成を見ると、90%がE(労働者)とS(自営業者)、残りの10%がB(ビジネスオーナー)とI(経営者)と言われています。

一方、富の配分を見ると、なんと90%がB(ビジネスオーナー)とI(経営者)で、残りの10%が労働者と自営業者になっているんです。

 

つまり、90%の富を10%のB(ビジネスオーナー)とI(経営者)で分配していることになります。

もしあなたがE(労働者)とS(自営業者)であれば、お金持ちになるためにはB(ビジネスオーナー)かI(経営者)になる必要があります。

 

しかし、いきなりE(労働者)からI(経営者)へのシフトは現実的ではありません。

E(労働者)→S(自営業者)→B(ビジネスオーナー)→I(経営者)へと順を追ってシフトしていきましょう。

 

私は現在、会社員というE(労働者)でありながら、副業もやっているS(自営業者)でもあります。

収入を増やしたいのであれば、E(労働者)→S(自営業者)に完全にシフトするのではなく、まずは私のようにE(労働者)とS(自営業者)を掛け持つという方法もありますよ。

 

ネットワークビジネスはESBIのどれに当てはまる?

ネットワークビジネスに勧誘されたことのあるあなたは、ネットワークビジネスがどのクワドラントに当てはまるのか聞いたことがあるかもしれません。

しかし、勧誘者の主張と現実問題は少しかけ離れているんです。

なので勧誘者の主張を鵜呑みにするのはおすすめしません。

勧誘者の主張と現実問題を詳しく見ていきましょう。

 

勧誘者の答え

ネットワークビジネスの勧誘でESBIクワドラントの話を持ち出された場合、勧誘者は必ずこう言います。

「ネットワークビジネスはB(ビジネスオーナー)なんだよ」と。

 

確かにネットワークビジネスの仕組みを考えると、B(ビジネスオーナー)に当てはまります。

自分の紹介で入った人が他の人を勧誘し、自分以外の人が商品を売り上げることで権利収入が入ってくるからです。

 

B(ビジネスオーナー)の特徴である「仕組みを作る」「意思決定権がある」「権利収入を得る」「収入に上限がない」「自由な時間が多い」にネットワークビジネスは当てはまります。

しかし、ネットワークビジネスに勧誘してくる人の謳い文句には、重大な落とし穴がひとつあります。

 

勧誘話の重大な落とし穴

上記で説明した落とし穴とは、「ネットワークビジネスでB(ビジネスオーナー)を継続できる人はほとんどいない」ということです。

ネットワークビジネスで継続して権利収入を得るのはとても難しいんです。

実際、ネットワークビジネスをやっている人の中で、仕組み化して権利収入を3年継続して得ている人は全体の3%、1年継続している人は4%しかいないというデータが出ています。

 

つまり現実問題、ネットワークビジネスにおいてB(ビジネスオーナー)になれている人はほとんどいません。

あなたを勧誘してきたネットワークビジネス関係者が、実はB(ビジネスオーナー)ではないということも多いんです。

勧誘者はこの事実には触れずにあなたを勧誘してきます。

 

ネットワークビジネスを始めるか悩んでいるのであれば、この事実をしっかり覚えていてください。

 

まとめ

 

今回は、ネットワークビジネスでよく耳にするESBIクワドラントについて解説していきました。

 

以下に要点をまとめます。

 

ESBIクワドラントとは、「金持ち父さん貧乏父さん」で紹介されたお金の考え方

働く人々を下記の4つに分類している。

 

  • E:Employee(労働者)
  • S:Self employee(自営業者)
  • B:Bissiness owner(ビジネスオーナー・経営者)
  • I:Investor(投資家)

 

収入を増やすには、権利収入を得られて比較的自由な時間も多い

  • B(ビジネスオーナー)
  • I(経営者)

 

を目指すことが必要。

 

ネットワークビジネスの勧誘では、ネットワークビジネスはB(ビジネスオーナー)だと言われる。

 

しかし、実際にB(ビジネスオーナー)を

  • 3年継続できている人は全体の3%
  • 1年継続できている人は全体の4%

 

しかいないというのも事実である。

 

ネットワークビジネスは、B(ビジネスオーナー)になれれば、夢のあるビジネスです。

しかし、B(ビジネスオーナー)になれている人はほとんどいないというのも事実です。

 

この事実を踏まえて、ネットワークビジネスを始めるかどうか考えてくださいね。

 

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