ネットワークビジネスの仕組みとは?ネズミ講の違い紹介!違法なのはどっち!?正しくやればあなたも稼げる!?

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  • 「ネットワークビジネスで1億稼いだ」
  • 「簡単に儲けれられる」
  • 「ネットワークビジネス=非合法ビジネス危険で怪しい」

このようにネットワークビジネスは賛否両論様々な評価を得ています。

では、ネットワークビジネスとは一体何なのでしょうか。なぜこんなにも評価が分かれてしまうのでしょうか。

この記事はそんなネットワークビジネスについて、これらの疑問を解消するために、その仕組みや、混同しやすい”ねずみ講”との違いをお伝えします。

ネットワークビジネスとは

簡単に言うと消費者参加型ビジネスです。

消費者は店舗で商品を購入するのではなく、メーカーから直接商品を購入することで、その商品の流通網・販売員としての働きを担います。

実は「ネットワークビジネス」は、「MLM(マルチ・レベル・マーケティング)」や「マルチ商法」といった呼ばれ方もします。こちらの方がピンとくる方も多いのではないでしょうか。

また一般に、「マルチ商法」と聞くと、‟怪しい”とか‟違法ビジネス”などといったイメージを持たれるのですが、実際はどうなのでしょうか。

次は、その仕組みについてより詳しく解説していきます。

ネットワークビジネスの仕組み

ネットワークビジネスは、特定の会社の商品やサービスを購入することで会員(販売員)となり、会員がまた別の会員を誘って組織を拡大することで商品・サービスの販路を拡大していきます。

(例)

①ネットワークビジネスに参加したい消費者(私)は、まずメーカーから商品を購入します。

②次に、消費者(私)は友人や知人などにその商品を販売します。その際、友人や知人にもビジネスに加わってもらう(会員になってもらう)ことで流通網の拡大を図ります。

③以下同様に友人や知人がそれぞれ会員を増やし、流通網を拡大させていくことで、広範囲での商品販売を促進します。

このような販売形態からネットワークビジネスは、法律上「連鎖販売取引」と呼ばれており、合法の扱いです。

ちなみに、このような商品の流通や会員の拡大の様子が、網状の形態を取るため「ネットワークビジネス」と呼ばれるようになったようです。

ネットワークビジネスで稼げる理由

ネットワークビジネスでは、広告費のカットが利益産出の鍵となっています。

ネットワークビジネスでは、その仕組み上、メーカーによる商品の宣伝が必要ありません(会員が各々の流通網を拡大する際、同時に宣伝の効果を担うため)。

そのためメーカーは莫大な広告費をまるまるカットできるのです。

もちろん除いた広告費は利益となります。

一般企業 広告で商品を宣伝。莫大な広告費。
ネットワークビジネス 会員を通して(口コミで)商品を流通。広告費がかからない。

ネットワークビジネスの報酬プラン種類

会員が商品・サービスの流通を拡大することで会社の利益が上がるので、流通網を拡大した会員には「報酬」が支払われます。

この報酬を得る仕組みを「報酬プラン」と呼びますが、報酬プランには「バイナリー」や「ユニレベル」といった、いくつかの種類があります。

バイナリー

ネットワークビジネスでは先ほどご説明したように、会員である販売員(Aさん)が新たな会員(Bさん)を獲得することで流通網を拡大していきます。その際、BさんはAさんの流通網グループに加えられます。(下図参照)

このように、ある人の下につける販売員の数が二人までと制限されているのがバイナリーです。(この図ではAさんからの枝分かれが2つとなり、またBさんからの枝分かれも2つとなっております。)

このような仕組みとなっており、自分のグループの会員が新たに会員を獲得した場合、その人は自分のグループの一員となって自分の下につきます。そして、自分の下についている会員が儲けを出すと、その儲けの何割かが自分の儲けとなります。図で言うと、Bさんの報酬の何割かはAさんの報酬となるのです。

つまり、優秀な人材が自分のグループに所属していれば、自分がたいして活躍しなくても報酬が入ってくるのがバイナリーの優れた点と言えます。

  • バイナリーのメリット

自分が頑張らなくても自分の紹介者が優秀であれば報酬が勝手に増えるともいえる。

ユニレベル

ユニレベルは、自分が誰かを紹介した場合、その人を1段目、次にその人が誰かを紹介したら2段目、更にその人が紹介したら3段目と配置されていき、会社が決めた段数まで報酬が得られる仕組みです。

会社により、何段目までに何割の報酬が支払われるのかは異なり、決められている段より下層にいるメンバーは報酬を得られません。図の場合、会社が2段目までと決めている場合、3段目以降に属している人は報酬が貰えないということになります。

会社によって「紹介者を○人出した場合、□段目では△円の報酬がもらえる」という規定が設けられているため、報酬の計算が簡単にできるようになっています。従って自分の収入をイメージしやすいことが大きなメリットといえます。

  • ユニレベルのメリット

収入の計算がしやすく、ビジネスプランを立てやすい。

ネットワークビジネスの勧誘とは

<勧誘する側の攻略法>

晴れてネットワークビジネスの会員となったあなたは、購入→販売→勧誘(流通網の拡大)の役割を担いますが、この中で最も重要なのは勧誘です。なぜならネットワークビジネスは流通経路の拡大によって利益を産出するというビジネスモデルだからです。

つまり、ネットワークビジネス参入者にとって最も重要なのは、コミュニケーションスキルと広いネットワーク構築力となります。

<勧誘される側の心得>

一方、ネットワークビジネス懐疑論者のあなたは、死に物狂いで勧誘してくる会員の魔の手を逃れるための術を身につけなければなりません。これにはネットワークビジネス勧誘のパターンを押さえておくことが最重要となります。

ネットワークビジネス勧誘のパターン

①「このチャンスを逃したら終わりだよ」

 あたかもこれが唯一で最後のチャンスであるかのように勧誘します。

②「セミナー・勉強会やってるから来ない?」

 知的好奇心をくすぐられてやってきた参加者を勧誘します。

③「君に合わせたい人がいるんだ。」

 君に合わせたい人=勧誘のプロです。

ネズミ講とは

新しい会員を勧誘・獲得することで報酬が貰え、さらにそこで会員になった人が新しく会員を勧誘・獲得することで収入をあげます。しかし、そこに商品やサービスの流通がなく、金銭の配当のみを目的としているのがねずみ講の特徴です。

ねずみ講では、まず自分が金品を出して組織に加入して親会員となります。次に新たに会員を勧誘します。新たに加入した人は子会員となり、更に子会員を勧誘します。親会員は入会料や会費などをとって報酬を獲得します。つまり商品を介さず、勧誘行為自体が自分の収入になるわけです。

ねずみ講は法律上、「無限連鎖講」の扱いを受け、これは違法です

ネズミ講が違法と言われる理由

特定商取引法で禁止されています

  • 第三条 何人も、無限連鎖講を開設し、若しくは運営し、無限連鎖講に加入し、若しくは加入することを勧誘し、又はこれらの行為を助長する行為をしてはならない。
  • 第四条 国及び地方公共団体は、無限連鎖講の防止に関する調査及び啓もう活動を行うように努めなければならない。
  • 第五条 無限連鎖講を開設し、又は運営した者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
  • 第六条 業として無限連鎖講に加入することを勧誘した者は、一年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
  • 第七条 無限連鎖講に加入することを勧誘した者は、二十万円以下の罰金に処する。

出典:e-Govポータル (https://www.e-gov.go.jp

ネズミ講の代表例

代表的なネズミ講には、「天下一家の会」が挙げられます。

これらは、商品という実態を伴わず金銭だけのやり取りに終始する、ねずみ講の手口を用いた悪徳商法の例です。約112万人の被害者を生み、1900億円もの被害をもたらしました。

次にみられるようになったのは、低価格の商品を介して取引を行う手口です。

法律違反を回避するために、あたかもネットワークビジネスのように見せかけた手法が用いられるようになりました。

代表的な例として、「日本ホリディマジック」「APOジャパン」などが挙げられます。

また、ネズミ講の中には、仮想通貨や未公開株など実態のないものを使ってお金を集める手口も存在します。こうして集めたお金で類似通貨などを発行しますが、これは使える店舗がほとんどなかったり、全く使えなかったりします。

代表例は「エル・アンド・ジー」です。

ねずみ講の商品

上記で示しましたが、ねずみ講では、実際に商品やサービスを販売したり流通したりすることはありません。会員費などの配当金のみで利益を上げ、組織を運営します。

マルチ商法とは

マルチ商法は別名「mlm(マルチ・レベル・マーケティング)」や「ネットワークビジネス」とも呼ばれ、実質的にはマルチ商法はネットワークビジネスと同じです。

どちらも法律上の扱いは、連鎖販売取引にあたり、呼び方を変えただけのものです。

ネットワークビジネスとねずみ講の違い

ネットワークビジネスとねずみ講の違い、ネットワークビジネスとマルチ商法の関係を簡単にまとめておきます。

ネットワークビジネスビジネス

=マルチ商法(MLM)

ねずみ講
商品やサービス 扱う 扱わない(基本的には金銭のみの取引)
収入の得かた 商品販売の売り上げ

勧誘による報酬

会員費などの配当金のみ
合法/違法 合法 違法

ネットワークビジネスのメリット

ネットワークビジネスのメリットは、ズバリ自宅で簡単に低価格で始められることです。

初期投資費用は3000円~1万円程。年会費なども一月当たりおよそ数千円です。

専門的な知識は求められず特別なスキルはいりません。多くの場合は在宅で始めることができ、時間を自由に使って自分のペースで続けられるということもメリットの一つです。

ネットワークビジネスのデメリット

一方でネットワークビジネスのデメリットは、世間の評判が悪く、友人や家族になかなか理解してもらえないことです。

ネットワークビジネスという言葉は知らないという方も多いのですが、それがマルチ商法であると知ると、良いイメージをお持ちにならない方が多いようです。それ故に、下手に友人や家族を勧誘すると関係性が悪くなるといったケースがあります。

また、安定的に収入を得られるようになるにはある程度の時間がかかるということにも注意です。ネットワークビジネスは、次々と新たな会員を獲得していく必要がありますが、いつ誰が会員になってくれるかなどは予測ができず、コツをつかんで安定的な収入を得られるようになるには相応の時間がかかります。

まとめ

ネットワークビジネスには一長一短あり、完璧なビジネスであるとは言えないのかもしれません。しかし新たな挑戦として一歩踏み出せば、これまでとは異なる方法で収入を得られるきっかけになることは間違いありません。

現在日本だけでも1000社ほどのネットワークビジネス会社が存在すると言われています。つまり、実際に成功している方がいるのも事実なのです。

世間の評判など気にせず、新たな挑戦者となって自分のネットワークを広げるのか、もしくは冷静な審判となって危険性を見極め、別の道を選ぶのかは全てあなた次第です。

この記事が、ネットワークビジネスを知るための手助けになったのなら幸いです。

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